江南書道会の考え方

江南書道会は、書は「書き手の声と表情の表れ」をモットーに、書を書く人の育成を大切に思っています。

文字は基本的に「冠と脚」「偏と旁」で成り立っています。
「くさかんむり・うかんむり」「にんべん・ごんべん」は、小学校で習います。
でも、「冠って何なの」「偏て何なの」というお話はありませんでした。

「書は人なり」という言葉は、何度もお聞きになったことでしょう。
「それでは私は習っても駄目ね」と思わないでください。

二千年という悠久の中で、人々に愛され続けてきた「書」。
そこには、人を愛しむ心。人としての、美しい有様があります。

日本と中国の、古筆・古典をたのしみながら、豊かな心を育んでまいりましょう。
江南書道会は、先生と生徒ではなく、共に書を学ぶ「書友」が集う場です。

当教室では、文字をただの形として捉えるのではなく、細かい成り立ちや意味を指導し、
文字が意味するものを考えながら自分の感性で表現することを学びます。

文字は普段、言葉や声で音として耳にし、人々のコミュニケーションツールとして使われています。
言葉として発せられる文字には、自然と表情が宿っています。
書道で書く文字にも、リズムや表情を取り込み、見た人にどう伝えるかを学ぶことにより、それぞれの個性を伸ばして成長していけます。

ひらがなが元々は漢字であったように、文字の形だけをなぞるのではなく、成り立ち、意味を学び、考え、成長することで書道の楽しさを実感してください。

江南書道会では、生徒の皆様にわかりやすい指導を行うため、プロジェクターを使用した指導方法を行っております。
基本的に複数人で講座を受けていただくため、お手本や、書の解説を行う際に講師の手元が見やすいように、プロジェクターを導入いたしました。
皆様にわかりやすい講座を行えるよう心がけ、指導いたします。